

re_k_iwai
テーマは『歩く』です。とにかく歩き続けている夫婦である我々、そして夫婦が歩んできた人生とそこで出会ってきた人たちへの思いを伝えられるようなテーマとしました。
IWAI OMOTESANDOのゲストへのお手紙、ライフストーリーなどのコンテンツがそもそも上記のテーマに寄り添うものでしたが、加えてBGMの選曲やDIY素材に反映させました。
IWAI OMOTESANDOを選んだ決め手は、我々夫婦における結婚式とはなにか、我々夫婦とはなんなのかにちゃんと向き合わせてくれると感じたことです。式までのプロセスや式当日で見つけた感情や目にした光景は、期待以上のものでした。

挙式
コンクリートで研ぎ澄まされた空間のなか、自身のゲスト全員と向かい合う時間があり、胸が一杯になりました。チャペル中央に季節の花が生けられており、季節が巡り花を目にする度、結婚式のことを思い出せるのだと思います。

披露宴パーティ
IWAI OMOTESANDOのスタンダードは高砂を作らないことですが、実際に自席に向かった時、自分の想像以上に隣や斜め前のゲストが喜んでくれたのが大変嬉しかったです!
流しテーブルで違うコミュニティ同士の交流が生まれていたことも幸せな光景でした。
コンセプトやこだわったこと
「こういう理由で選んだ」と全て納得したものにしたことです。提携、持ち込み問わず、また理由となるのはテーマだったりゲストの顔を思い浮かべてだったり様々ですが、一つ一つを意味を持って選んだものにしました。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

●mutin / シンストラップグラフティングドレス
“レース1つ1つを生まれてから結婚式を迎えるまでに出逢って来た人になぞらえた”ドレスです。我々の式のコンセプトにぴたりとはまるものでした。
総レースなのにアシンメトリーで甘くなく、背中の開きや垂らされたストラップによる抜け感、裾には多彩なレースが使われながら布量がしっかりあり、カジュアルに寄りすぎず気が引き締まり気合いが入る、でも自分らしくいられる、そんなドレスでした。
SECOND DRESSドレス 2着目

●mutin / ミックスカラークルーネックドレス
『パートナーやお互いの家族の"色"を認め合う気持ちを持って』といった想いを込められ作られたドレスです。
唯一無二の色と素材の組み合わせや前後で見た時のギャップ。スレンダーながら重みのある裾で、メリハリのあるスタイル。そしてIWAI OMOTESANDOの披露宴でも安心の動きやすさ。最高でした。
SHOESシューズ

●PELLICO / ANIMA アネッリ パンプス
シャンパンゴールドのぺたんこグリッターパンプスです。当方167cmで新郎とあまり身長差もないためヒールは無し、またレースのドレスだったためそれ以外の素材、コンサバすぎずカジュアルすぎないもので探しました。
アクセサリーをゴールド寄せもシルバー寄せも楽しめる絶妙な色味。端正なデザインで足元が引き締まりました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

ウェディングドレス : カチモリシニヨン
甘さ控えめ、コンパクトかつ抜け感のあるもので考えており、ヘアメイクさんの作例で理想に近いものがあったのでそれをベースに調整いただきました。
メイクはツヤ肌、青みラメの入ったアイシャドウやラメのマスカラで質感重視にしています。挙式はダーク目なリップ、パーティー時には明るめのグラスを重ねました。
カラードレス : 変形ローポニー
個性的なドレスで合わせる髪型に悩んでいたのですが、ヘアメイクさんからご提案いただいたこちら、本当に大好きです。
編み込みなどを使わず極限までに甘さを抑えたタイトアレンジ。モードで最高でした。前髪のカール感とのギャップも良きです。
メイクは黄緑色のアイシャドウと、緑のラメを目元に出してもらい、リップもダークピンク系にしました。
ACCESSORIESアクセサリー

挙式 : スネークチェーンのイヤリング
シンプルさとスタイリッシュさの出るもので探し、ハンドメイドサイトで購入しました。
披露宴入場 : designsix / ANNE EARRING
ヘアチェンジ無しだったため、挙式から変化がつく変形且つ大ぶり、甘さがないもので探し、LUMINE2で購入しています。かなり写真映えしました!
お色直し後: ヴィンテージのお花のイヤリング、スネークチェーンのバックワードネックレス
ウェディングドレスではシルバー寄りのアクセサリーを合わせていたので、ゴールド系で大好きなヴィンテージ要素を入れる、且つ開きの大きい背中にもアクセントを持たせる方針としました。
イヤリングは大好きな雑貨屋のNORR KYOTOで見つけたヴィンテージのものに。ネックレスはハンドメイドサイトで全長90cmのオーダーで購入しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

使用しませんでした。
NAILSネイル

ヌーディーカラーのベースに、シャンパンカラーのストーンを縦に並べました。ドレスやブーケがインパクトのあるものだったので、抜け感を出しています。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

フラワーショップ : CAMEL
ブーケとウェルカムオブジェをお願いしました。
ウェディングドレスのブーケはアマランサスを使いたいこと、ピンク〜紫×緑のイメージのみお伝えしほぼお任せに。洋蘭、ダリア、アリウム等を用いた抜け感も華やかさも併せ持つブーケを束ねていただきました。
カラードレスはドレスとの相性を鑑み、濃いピンクの芍薬を一輪持つことにしました。潔く、アイキャッチにもなり大変お気に入りです。
ウェルカムオブジェは流れる、垂れるイメージでお伝えし、こちらもやや花材を変えながら芍薬、洋蘭、赤のアマランサスを入れていただきました。
名入りのゴールドのミラーをオブジェにつけていただきましたが、ミラー越しに写真を撮ってくれるゲストもおり、ちょっとしたフォトスポットとなりよかったです。
FOODお料理のこだわり

IWAI OMOTESANDOの基本のコースにオマール海老を追加しました。釜飯の量は我々夫婦含め55名で30合とのことでしたが、お代わりの呼びかけも行いつつ無事完食できました。ドリンクもIWAI OMOTESANDOの既定のものにしています。
ゲストからは「見たことない組み合わせで楽しい」「ソフトドリンクの種類が豊富で嬉しい」「ソースなどの香りがよく美味しい」「釜飯よそってもらえるのが嬉しい」など大変好評でした!
WEDDING CAKEウェディングケーキ

IWAI OMOTESANDOの釜飯演出で十分だと感じ、ケーキは用意しませんでした。
WEDDING FAVORS引出物

提携の結-yui-を選びました。ギフトカタログの中身を夫婦で決められるのが良かったです。
贈り分けは親族、親族以外の男性、親族以外の女性の3種とし、自分たちがギフトカタログで欲しいものをひたすら詰め込みました。クラフトビールをメーカー横断で色々入れたのが好評でした。
PETITE GIFTSプチギフト

コーヒーのドリップパックと紅茶のティーバッグを用意し、ゲスト毎に選んでもらえるようにしています。コーヒーは新郎お気に入りのロースタリーのもの、紅茶はフラワーショップの打合せでいただいたショップのものとしました。また、新婦の元バイト先にちなみミルキーを入れました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

●mederu jewelry / Traditional
好きな作家さんがmederuを結婚指輪で選んだと知った時から気になっていたアトリエで、落ち着いた質感や長く使うことによる傷や歪みも味わいになるという考え方が好みでした。
ローズカットのダイヤの潤んだような煌めきと18世紀以前の意匠を含ませたデザイン、またリングの横顔も味のあるもので、大好きです。
WEDDING RING結婚指輪

●mederu jewelry / トワル ミルグレイン
沢山重ね着けしたかったので同じアトリエで購入しました。
ホワイトゴールドの風合いとクラシックなデザインがお気に入りです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

打合せの段階で「結婚式で実現したいことは」と聞かれた時に「知らない界隈同士の繋がりが生まれてほしい」と答えていました。
式当日、向かいの席同士で座っていた全くコミュニティの違う当方友人ペア×2組が意気投合し、初対面の2組4名で二次会に行ってくれていたこと。そして連絡が来て二次会の店に着いて、絶対に同時に会うことがない4人が並んで座っているところを見た時、なんてサイコーな日なんだ!と思いました。
二人らしさとは

個人としてよりは我々を示すものとして、これはイケてる、好みではないの感覚に素直に従った結果、二人らしさが出ていたのではないかと思います。
嬉しかった参加者の反応

「引き込まれる演劇のような結婚式だった」
「文字だけのプロフィールの動画や互いに読み合う手紙で、初めて会う新郎、新婦の人となりを知ることができた」
「2人でしか成立しない式と饗宴だった」
「食事、釜飯は初めての体験で大変おいしかった、楽しかった」
など上記の嬉しい反応がたくさんありました。
式の終わり際、友人が「このパーティーあと5時間やってほしい…!」と言ってくれたのもかなりハッピーでした。
私にとって結婚とは

二人になることで、一人のときとはまた違う感情を知り、やれることもやりたいことも増えることです。
結婚式で、一つの大きな共同プロジェクトに向かう時の互いの姿勢やうまくやるための方法に気づけたこと、また当日パートナーが親しく大切に思っている人たちと会い、彼や彼女を通したパートナーの一面を知ることができたことがよかったです。
後悔していること
・公式の二次会を開催せず各々の二次会に顔を出すスタイルとしたのですが、恐らく1件連絡に気づけないものがあったことです。「どういう風に連絡して!」と予め案内しておけば混乱も後悔もなかったように思います。
・写真共有サービスの案内を適当にしすぎたことです。色々不備があり、式直後にアップロードしてくれた方々を混乱させました。また、案内をプロフィールブックと式後のLINEのみとしたため、式直後の共有がLINEアルバムに分散したことです。共有サービスは式前のLINEor当日の何かのアナウンスで伝えておく、また自分でちゃんと一回使ってみた上で正確な案内を作っておくべきだったなと思います。
・私のミスですが、パーティー中じゃないと食べられないものとお披楽喜後に食べられるものを勘違いし、大好きなデザートを食べ逃したことです😭
やりたかったけれど諦めたこと
式場側のどうこうというよりは本人たちの年齢と体力によるもので致し方なしだったのですが、地元に住んでいる当方祖父母の参列です。IWAI OMOTESANDOのポストは祖父母分も作ってもらい、お手紙も式後に母から渡してもらいました。祖父母の反応も聞くことができ、せめてこれは渡せてよかったなと思っています。
節約のための工夫

プロフィールブック、席札、プチギフトのDIYです。途中まで業者さんに頼むのも費用と時間の兼ね合いを考えれば全然アリだと思いつつ、やりたい雰囲気の統一を考えると自作が結果的にはコストパフォーマンスが良かったのかなという印象です。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

式当日、本当に本当にあっという間です!コンテンツを厳選しても実はゲストと話せる時間はほんの僅かなので、余白を大切に設計いただくといいのかなと思っています。
IWAI OMOTESANDOでの結婚式は、式当日のみならず式に至るまでのプロセスが人生の糧となるものだと思っています。年表や人生ヒアリングで自身の歴史をふりかえり、パートナーの歴史を知る。プロデューサーさんから送られるライフストーリーを見て、第三者から見た自分を知る。お手紙を書きながら、他者との関係性における自分を知る。そして誓いの言葉であるパートナーへの手紙を書くことで、これまでのふたりとこれからのふたりに思いを馳せる。
忙しい準備期間を準備だけではない大切なプロセスとして過ごせたことが、本当に価値あるものだったと感じています。
三人四脚で奮闘くださったプロデューサーさんと全てのIWAI OMOTESANDOのスタッフさん、全てのクリエイターさん、全ての関わった人たち、パートナーへの感謝の念でいっぱいです。IWAI OMOTESANDOでしかなし得ない、最高の結婚式でした。