

miavia_wd_0629
テーマは「shabby chic」「french 」「antique」「bloom」「picnic」と1つに絞れず欲張りコンセプトです。
二人ともフランスにまつわるものを好きになりがちで、優美な曲線美や柔らかい印象が好きだったようです。加えて、大切に時を重ねたからこそ、懐かしさも感じながら、厳かにお互いや皆様への愛情が伝わるような1日にしたいと思っていました。2人らしく、穏やかでありつつも軽やかで心が躍る。それでいて結婚式ならではの幸福感や華やかさも忘れず。そんなことを考えていたらテーマが4つになっていました。
Mia Viaの洗練された雰囲気で、自然に包まれたような開放感のある空間であれば、テーマを大事にしたあたたかな1日にできると思いお願いしました。

挙式
印象的な石壁がとても美しく、そこに差す光と影のコントラストがとても幻想的でした。深紅のバージンロードを歩き、中央に立った時のウェディングドレスの白さはひと際輝いているように感じます。
当日幸いにも晴れており、アフターセレモニーで歩いたノモンまでの石畳の道は、とても忘れがたい風景でした。芝生が太陽の光でチラチラと輝いていたり、穏やかな風にのる花びらとバブル。どこを切り取っても感動的な空間だったのを覚えています。

披露宴パーティ
イザベラ邸で披露宴を行いました。元々イザベラ邸のパティオに一目惚れしてしまい、イザベラ邸に決定したものの、ゲストの道を確認したところソフィ邸の前のモニュメントは通らないのだと聞き焦りました。Mia Viaらしくてとても好きで「どうしてもそこを通りたい」とお願いしたところ、日付変更をして何とか通るようにしてくださいました。
当日、パティオでケーキ入刀まで行ったのでガーデンでの立食パーティーのような、挙式とは雰囲気を変えた軽やかで華やかな空間になりました。パティオの扉からの入場がとても好きな瞬間で、自然に囲まれている写真はガーデンウェデイングをしているような開放感が感じられます。個人的に時折ゆらゆらと揺れる天井のチュールの柔らかさや、ヨーロッパをイメージした優しいお色味のインテリアも大好きでした。
披露宴会場はブラウンチェックで少しシックな雰囲気に変わるので、挙式・パティオ・披露宴会場と3パターンも楽しめて退屈しないなと感じました。
コンセプトやこだわったこと
手作り・DIY関係、花が好きだったので装花にもこだわりました。仕事と並行しながら作るアイテムはできる範囲でこだわり、自分の納得のいくものができたかなと思います。あまりにも手をかけすぎると新郎とモチベーションのギャップが生まれてしまうので、妥協との戦いだった気がします(笑)
早めに取り掛かりはしたものの、なかなか新郎と休みが合わなかったり、天候の関係や打ち合わせで計画変更したりと、結局ギリギリまで何かと作業をしていたので、なるようになるしかないこともあるというのが学びです(笑)
新郎と“結婚式”という目標に向かって二人三脚をするという感覚が得られたので、夫婦の初めての壁という感じで良い経験になりました!
装花に関しては、そこまでこだわりが無ければ打ち合わせが1回で終わるらしいのですが、希望がある場合は複数回の打ち合わせも可能でした。私は3回の打ち合わせをさせて頂いており、理想のオーダーを叶えて下さった担当のフローリスト様にはとても感謝しています。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ショップ
- AULANOVA
提携のAULANOVAのオリジナルドレスでAimeという柔らかなマーメイドドレスです。
オフホワイトでなく、肌なじみのいい生成りのホワイト。自然と溶け合うような優しい刺繍、チュール生地のお袖とシフォン生地の柔らかなトレーン、可愛らしい素材なのにマーメイドラインで女性らしさも忘れず、本当に可愛くてうっとりするウェディングドレスでした。
元々他の人と一緒のドレスがあまり好きではなかったので、AULANOVAのオリジナルドレスがいいなと思っており、情報収集しAimeに一目惚れ。1着目に試着して「これだ!」となったのですが、写真で見た時に黒髪パッツンでちぐはぐな印象があり一応他のドレスも試着…。
他のドレスに仮押さえを変更したときに「やっぱりAimeを着たい」となり、髪を明るくして再試着へ行って結局Aimeに戻ったというエピソードがあります(笑)
新郎には柔らかいベージュで披露宴会場の装花とリンクするパールのついたブートニアをつけてもらいました。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ショップ
- AULANOVA
AULANOVAでDWS 0125/BLUEを着用しました。スパンコールグリッターチュールで、シンデレラが魔法にかかった時の煌めきを表現されたドレスです。元々カラードレスが決まらず悩んでいたのですが、たまたま入荷予定のタイミングで試着することができ、ブルーの色味が肌に合い即決しました。
恥ずかしくて誰にも話したことはないものの、実は昔から好きだったシンデレラ。イザベラ邸のシャンデリアの下で、憧れのドレスで好きな人に手を取ってもらいながら階段を下りることができてとっても幸せでした。お色直しの後の会場が真っ暗な中、スポットライトを浴びてドレスのスパンコールとグリッターが本当に魔法のように輝いていて、少し動くだけでキラキラとしていて。時々建物のガラスに反射で映る自分がヒロインになったような気分にさせてくれる1着でした。
新郎は深みのあるグリーンにお色直しです。シャツもブラックに変えて、蝶ネクタイの代わりにブーケのお花をリボンのようになるように添えました。個性と会場とのリンクを意識しつつ雰囲気がクラシックに変わるように意識しました。
SHOESシューズ

AULANOVAで10cmのヒールのシューズをレンタルしています。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

メイクはそこまでこだわりはなかったのですが、ウェディングドレスではアンニュイに、カラードレスではキラキラに、とお伝えさせて頂きました。
ACCESSORIESアクセサリー

ウェディングドレスの時はAULANOVAでイヤリングをレンタルしました。ドレスを主役にしたかったので、イヤリングは華奢にしています。
カラードレスの時はイヤリングはティアラに合わせてシンプルで大振りのSWAROVSKI CRYSTALSをハンドメイド作家さんより購入させて頂きました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ウェディングドレスの時はチョーカー兼ヘアアクセサリーとして、ブーケと合わせたピンクのサテンリボンをローポニーの結び目に合わせて結んでもらいました。
カラードレスの時はAULANOVAでIvory & Co.のAlexandraを着用しました。有名かつ憧れのティアラを提携でレンタルできて嬉しかったです。
NAILSネイル

職業柄ネイルできなかったので、ブーケに合わせたピンクのネイルチップを用意しました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

Mia Viaのラルゴヴェール所属の奈良さんとのご縁を繋いでいただきました。Pinterestを使用しながら3回の打ち合わせをしました。
最初はカラードレスに合わせたブルーテイストでまとめる予定だったのですが、予算オーバーでした(笑)
6月の式だったため、アジサイをメインに使いたいと思っており、そこにプラスしてテーマに合ったニュアンスのお花や素材の組み合わせを何度も提案したことを覚えています。元々個性的なものや、異素材が好きな私の意見を丁寧に汲み取って下さり大変感謝しております。
“ウェルカムスペースなどの小物や高砂、テーブル、ブーケ、ケーキのお花を何かとリンクさせたい”というわがままな希望をあの手この手で叶えて下さり、また私もどこまで自由が利くのかわからなかったのでフローリスト目線の提案力や追求心に感心するばかりでした。フラワーベースやリボンの幅なども丁寧にヒアリングして頂き、共感はもちろん、俯瞰的な意見も下さいました。そういった方とはなかなか出会えないと思っているのでとてもありがたかったです。
FOODお料理のこだわり

フェアに行った際に美味しかったもの、2人が食べたいと思ったものを値段をあまり気にせずに選びました。元々地元が離れているため、地元にちなんだ食材を使用してくださったりとシェフの方の温かさも感じることができました。地元から参列してくれた両親・ゲストの方々にも喜んでいただけました。
ケーキビュッフェを控えている場合、パティオに並べられるので少し移動も増えてしまう印象を少し感じました。スタッフに声をかけると持ってきてくださるそうですが、友人曰く早めに行かないと無くなってしまう種類もあったとのことです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

会場に馴染むウェディングケーキにしたく、ナチュラルテイストにしました。ホワイトを基調とし、会場装花と同じデイジーのようなお花をドット風に張りつけて頂きました。当日までケーキが見れないため、ご依頼が難しいなと感じました。
WEDDING FAVORS引出物

Mia Viaのオリジナルクグロフにしました!
PETITE GIFTSプチギフト
大阪に来てから2人で通っている大好きな焼き菓子屋さんにお願いしました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

元々セットリングが良かったので、セットリングで一つのデザインになるようなものを2人で見に行きました。新郎とは同じブランドで合わせています。植物着想のデザインなので柔らかいニュアンスがとても気に入っています。
WEDDING RING結婚指輪

新婦:LAPAGE「Trèfle」
新郎:LAPAGE「Mauve」
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

2人の結婚式のためにたくさんのゲストが集まってくれたことや、いつも涙を見せない両親が涙ぐんでいたことに「式を挙げてよかったな」と感動しました。みんなに喜んでもらえて2人で努力したのも報われた気持ちになりました。
二人らしさとは

雰囲気はゆるく、細部は丁寧に。ゲスト一人ひとりのことを想いながら、全員が楽しめる空間を作ることができるようこだわりました。式中にしっかりと向き合うことができない分、メッセージなどを各所に添えて昔の記憶も辿りながらフォトパネルやプロフィールブックなどでなかなか会えない人たちや、初めましての人にも少しでも2人の雰囲気が伝わるよう意識しました。
手作りも新婦が素材感がテーマに沿ってるかなど真剣に悩んだり制作したところがあるので、そうではない部分が新郎担当でしょうとバレているあたりや、間違ってもみんなが笑ってくれたりする雰囲気も2人らしさかなと思いました(笑)
嬉しかった参加者の反応

「2人らしいね」と言われたのが嬉しかったです。当日はあまり話せないゲストもいるので、頑張って制作したものなどや選んだものから“2人らしさ”が伝わって嬉しく思いました。
私にとって結婚とは

夫婦になって初めての協力しながら乗り越える壁。結婚式の準備段階がまさにそれで、どうしても新婦側が頑張ってしまう傾向にあると思うのですが、私たちも案の定新郎が置いてけぼりになりがちでした。あくまでも2人の式であることを忘れずに準備することの重要性を再確認し、すれ違いながらも最後は2人で頑張って準備した式!と思えるほどに。
両親、友人が喜んでくれてとても良い時間を過ごすことができました。両親ともに結婚式の経験があるので、なんとなく結婚式を見せたいと思っており、改めて2人の始まりの節目と友人に恵まれている姿見せることができて良かったと思います。
後悔していること
プランナーさんと導線やグッズの確認をすることです。当日、思っていた立ち位置と違うなどがあり、表情に出そうで少し困りました。また、グッズにゲストへの指示など何か書いてあるようであればしっかりと伝えることです。ペーパーアイテム以外は結構おまかせな印象があり、自己責任になってくるものが多いなと感じました。
相性によるかもしれませんが、こちら側のこだわりが強すぎると、プランナーさんがこちらのしたいように合わせてくれるスタンスになる印象があり提案が減る気がしました。提案してもらいたい場合は、先に伝えておくと良いかもしれないです。
パティオキュイジーヌ(前菜の立食)にした場合、ゲストに披露宴会場が次にあることを伝えておかないと立食パーティーで終わりなのかと勘違いしてしまう方がほとんどでした。
注意書きを用意しましたがスタッフにうまく伝わらず、分かりにくい位置に置かれてしまい伝わっていませんでした。
前菜のサーブもバイトの方なのか、お話で食事が止まらないようにとぐいぐい来てしまうそうなので、ゲストの方々に食事ペースを考えたセーブが必要かもしれないです。式後、ゲストに会うたびに「自分たちが一番食べた!」と言われました(笑)
またケーキ入刀までパティオで過ごした場合、披露宴会場前の壇上でのケーキ入刀となるため、背景が寂しいなと感じました。私がソファー前だと思っていたため確認ミスですが、これから式を検討なさる方でパティオで過ごす時間が多い方はここも確認するとより素敵な写真が撮れるのかなと思います。
ドレスに関しても、AULANOVAであればドレスクーポンが使用できるということでそこしか行きませんでしたが、他にも提携はあるようなのでこれからの方は是非たくさん迷って最高の1着と出会ってください!提携外も場所によっては、持ち込み料の負担もある場所もあると思いますので楽しんで欲しいです。
やりたかったけれど諦めたこと

ケーキのデザインで思っていたより値段が上下するのに驚いて、シンプルなケーキにしたのは良い思い出です(笑)
写真、エンドロール、映像関連もたくさん種類があるのにびっくりしてしまって悩んだのも覚えています…!
節約のための工夫

2人で話し合ってお金をかけたいところを話し合いました。自作できるものはなるべく自作しました。アルバムは二人で何となくいいかなとなって下から2番目ぐらいのプランにしましたが、節約できた反面思っていたより載せたい写真が多く困りました(笑)ただ、頂いたデータでアルバムを別で制作したので満足のいく結果になりました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

ガーデンウェディングのような開放感を求めつつも、一癖・個性的な印象も欲しいというこだわり花嫁様にぴったりの会場です!フレンチではなく、イタリアンのお料理なので食べやすさもありとっても美味しいのでgood:)!


























