


挙式
皇居を望む大きな窓を背景に、洗練された雰囲気の挙式会場です。特にカーテンが開く瞬間は圧巻で、ブライダルフェアの際にここで挙式がしたいと心から思いました。
当日は雨模様でしたが、大きな窓から柔らかな光が入るため会場は明るく、雨の日でも写真映えする空間でした。

披露宴パーティ
大きな2面の窓からは自然光がたっぷりと差し込み、会場全体が明るく開放感があります。
また、天井に輝くシャンデリアは洗練されたデザインで、自分たちの好みにぴったりな会場だと感じました。
コンセプトやこだわったこと
結婚式を挙げようと決めたときからの一番の目的は、これまで支えてくださった方々への感謝を伝えることでした。その思いを形にするために、ゲスト全員に手紙を書き、披露宴の中で読んでいただく時間を設けました。
さらに、新婦だけでなく新郎からも親への手紙を読み、二人そろって家族へ感謝の気持ちを伝えられる場面を作っています。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ショップ
- TAKAMI BRIDAL
一着目の衣装にはブレンダを選びました。もともとサテン生地のシンプルなドレスを探していたのですが、このドレスはまさに理想通り。すっきりとしたラインに加えて、肩から流れるようなケープのデザインがロイヤルな雰囲気を漂わせてくれるところに惹かれました。
真っ白でないオフホワイトのやわらかな色味も自分の肌に合っていました。
また、べールは夫婦で仲良くしている友人が自身の結婚式で身に着けていたもので、大切な友人から受け継いだアイテムを身につけられたことも特別な思い出になっています。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ブランド
- Hatsuko endo
お色直しではMillieを選びました。試着した瞬間に心を奪われ、ほぼ即決した一着です。上質な生地をたっぷりと使い、真っ赤な色味が東京會舘のクラシカルな雰囲気に映え、胸元にあしらわれた大胆なバラのデザインもとても印象的でした。
途中でキラキラしたチュールドレスに惹かれることもありましたが、最終的には目指すコンセプトや“今の自分に似合うかどうか”という視点で考え、このドレスに決めました。
また、バラのモチーフを引き立たせたかったので、ブーケもバラだけでまとめています。当初は赤や白の薔薇だけで組むことも考えましたが、おしゃれな抜け感を出したくて、白薔薇に赤のグラデーションが入った花をセレクト。ドレスとブーケが互いを引き立て合い、どちらもとても気に入っています。
SHOESシューズ

ウェディングドレスもカラードレスも、どちらも同じホワイトゴールドのパンプスを着用しました。元々身長が168cmと高めのため、あまり高いヒールを履くとドレスの裾が浮いてしまうことを考え、ヒールは3cmを選んでいます。ドレスとのバランスを保ちつつ、歩きやすさも兼ね備えたちょうど良い高さでした。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

ウエディングドレスのヘアスタイルは、王道のシニヨンに。サイドに少しひねりを加えて、全体にツヤ感を出すようなシンプルで上品な髪型に仕上げてもらいました。
一方カラードレスでは、高めのハーフポニーに巻き髪を合わせて、華やかな印象にしています。ポニーテールやハーフアップなどさまざまな髪型を試しましたがしっくりこず、SNSで情報を集めながらヘアメイクさんに理想を伝えて、納得のいく仕上がりにしていただきました。
ACCESSORIESアクセサリー

挙式ではパールのピアスのみを着用しました。デコルテを美しく見せてくれるドレスのデザインだったため、ネックレスはあえてつけずシンプルにしています。
披露宴入場では、ピアスのみビジューとパールが組み合わさった華やかなものに変更しました。また、親族との写真撮影の時のみ出席が叶わなかった祖母から受け継いだダイヤのネックレスをつけています。
お色直しでは、大ぶりのゴールドピアスをチョイスしました。ドレスのバラのモチーフを際立たせるため、他のお花を連想させるアクセサリーは避けつつも存在感のあるものを選んでいます。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ウェディングドレスのときは、ティアラを着用しています。花嫁しか身につけられない特別感に惹かれ、いくつも試着して自分の頭や顔の形に合うものを探しました。流行の幅が広いものや高さのあるデザインは似合わなかったため、大振りすぎずロイヤルな雰囲気を感じられるティアラに決定。参列してくれた友人たちからも「似合っている」と褒めてもらえ、とても嬉しかったです。
カラードレスのときは、ヘアメイク自体が華やかだったため、ヘアアクセサリーはつけませんでした。シンプルながらも髪型とのバランスを意識することで、衣装全体の雰囲気を引き立てられたと思います。
NAILSネイル

ネイルは、肌馴染みの良いベージュピンクのワンカラーにしました。ブライダルネイルの華やかなデザインも気になりましたが、普段からシンプルなワンカラーが好きだったため、挑戦はせず、ちゅるんとした上品なマグネットネイルに。手元に自然になじみつつも光の加減でさりげなく輝く仕上がりになり、とても満足しています。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

会場装花は、日比谷花壇の伊藤さんに担当していただきました。白とグリーンを基調に、比較的大ぶりのバラなどをベースにしてオーダー。高砂は端までお花がなくても十分なボリュームがあり、一部のゲストテーブルには背の高い華やかなフラワーコーディネートを取り入れていただいたことで、パッと華やかな雰囲気になりました。
装花は当日まで仕上がりが見られないため、SNSなどでイメージに合うデザインを集めて事前に担当の方へ共有しています。そのおかげで理想に近い仕上がりとなり、会場全体がナチュラルで上品にまとまった素敵な空間になりました。
FOODお料理のこだわり

東京會舘はお料理が美味しいと評判だったため、安心してお任せすることができました。私たちは、前菜、スープ、お魚料理、お肉料理、デザートの5品コースを選択しました。スープをその場で注いでくれるサービスや、塊の牛ロースをカットして提供してくれる演出もあり、ゲストの皆さんにも楽しんでいただけたようです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

東京會舘名物のトラディショナルケーキを選びました。
このケーキは、長年にわたり多くの新郎新婦に愛されてきた東京會舘を代表するウェディングケーキで、半年以上スパイスと洋酒に漬け込んだフルーツとナッツが入った生地を焼きあげ、ホワイトチョコレートでコーティングし、繊細なシュガー細工で美しく飾られているのが特徴です。
最近はシンプルでスタイリッシュなケーキが流行していますが、華やかで存在感のあるトラディショナルケーキは、格式と特別感が感じられて、私たちの理想にぴったりでした。披露宴の約2週間前から仕込みが始まるそうで、そのこだわりとお味にも感動。ケーキ入刀のシーンはとても華やかで写真映えもし、さらに、プチギフトとしてゲストにお渡しできるのも決め手になりました。
WEDDING FAVORS引出物

引き出物は、日常の中でそのアイテムを目にしたときに、ふと私たちのことを思い出してもらえたらという想いから、ギフトカードではなく実際に使っていただける品物を選びました。
遠方からの参列者がいなかったため、持ち帰りの重さをあまり気にせずに選べたのも理由のひとつです。合計10種類をご用意し、食器や化粧品、蜂の巣入りの蜂蜜など、それぞれの方に合いそうなものを贈り分けしました。
引き菓子は東京會舘の味を楽しんでいただきたく、小さな焼き菓子を詰め合わせたプティガトーにしています。
PETITE GIFTSプチギフト
プチギフトには、ウェディングケーキとして使用したトラディショナルケーキをお渡ししました。フルーツやナッツがぎゅっと詰まった重厚感のあるケーキで「プチギフトとは思えない特別感があって嬉しかった」とゲストからも好評でした。
なお、お酒が入っているため、懐妊中のゲストにはPAPABUBBLEのカラフルなミックスキャンディーをお渡ししています。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

婚約指輪は、彼のお母様から譲り受けたダイヤモンドをメインストーンに使い、彼がオーダーして作ってくれた特別なものです。メインストーンの輝きがより引き立つよう、石座には光を多く取り込めるようなデザインが施されており、サイドストーンはハーフエタニティのような並びでありながら、真横よりもさらに多めにダイヤを配して地金が目立たないように仕上げられています。細部にまで彼のこだわりが感じられるデザインです。
結婚指輪を探していたときにさまざまなブランドを見ましたが、彼が心を込めて作ってくれたこの婚約指輪が、私にとって一番キラキラして可愛く、何より似合うと感じました。世界にひとつだけの特別な指輪を身につけられることがとても幸せです!
WEDDING RING結婚指輪

結婚指輪は、憧れだったCartierのダムールを選びました。内側には、CartierのBrilliant Cutフォントでイニシャルと入籍日を刻印しています。
婚約指輪が華やかなデザインなので、結婚指輪はあえてシンプルにしました。ダムールは指輪自体に厚みがあまり無く、丸みのないデザインなのに着け心地が良いところも決め手になっています。
私の指は、指の付け根よりも第二関節が太いためリングが回りやすいのですが、正面が決まっていないデザインのダムールなら安心して身につけられます。
普段からゴールドのアクセサリーを身につけることが多いため、色選びにもこだわりました。Cartierのピンクゴールドはピンク感が強すぎず肌馴染みが良かったので、この色に即決しました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

一番心に残っているのは、挙式前に親だけとファーストミートをした瞬間です。晴れ姿を見た私の両親や夫の母が涙ぐむ姿を目にしたとき、心で感動を噛みしめるよりも先に自然と涙があふれました。理由や考えが追いつく前に流れた涙は自分でも不思議な感覚でしたが、この日を迎えられた喜びと感謝の気持ちが自然に表れたものだったのだと思います。
披露宴では、参列してくれた友人や上司お一人おひとりに手紙を書き、それを目の前で一斉に読んでもらう時間を設けました。皆さんの温かい表情や涙ぐむ様子を見て、改めて人生に欠かせない大切な人たちに囲まれていることを強く感じ、胸がいっぱいになりました。
二人らしさとは

家族や友人への「愛」を大切にし、それを皆さんと分かち合う時間を持ったことだと思います。
会場全体があたたかさに包まれ、愛にあふれる時間を共有できたことが、何より嬉しいことでした。
そのうえで、雰囲気づくりはクラシカルで上品にまとめ、落ち着いたスタイルを意識しました。それが自分たちらしさを表す結婚式になったと思います。
嬉しかった参加者の反応

「今までで1番感動して泣けた結婚式だった」という言葉をいただいたことです。
私たちが一番大切にしていた、感謝を伝えることや愛を共有することが、ゲストの心にも届いたのだと感じ、とても嬉しかったです。
私にとって結婚とは

結婚とは、深い愛や絆で結ばれていることを実感させてくれるものだと思います。お互いを支え合いながら、共に人生を歩むパートナーとして、これから二人らしい物語を長い時間をかけて紡いでいきたいです。
後悔していること
結婚式に大きな後悔はありませんが、振り返って気づいたことがあります。
それは、お互いの親に対して、相手の親族についての事前説明をしっかりできていなかったことです。親には主催側としてゲストへの挨拶やケアの準備は整えてもらっていましたが、結婚式が親族同士が顔を合わせる場でもあることを、うっかり忘れてしまっていました。
事前に丁寧な紹介をしておけば、もっと安心して親族同士が交流できたと思います。これから結婚式を迎える方には、親への説明や配慮も意識して準備しておくことをおすすめしたいです。
やりたかったけれど諦めたこと
諦めたことはありません!
ただ、最後まで迷ったのが当日のハイライト動画の撮って出しをお願いするかどうかでした。費用面を考えて見送ろうかとも思いましたが、後悔したくないという新郎の強い気持ちが決め手となり、依頼することにしました。
結果的にこれは本当にやって良かったと感じています。当日の感動をすぐに映像で振り返ることができ、思い切ってお願いしたことで結果的に大満足の選択になりました。
節約のための工夫

結婚式では、強くこだわりたい部分とそうでない部分をはっきり分けて準備を進めました。装花はボリューム感や雰囲気のイメージをしっかり伝えつつ、その中で費用を抑える工夫をしています。アクセサリーはこだわりのあったティアラだけは理想のものを選び、それ以外やブライダルシューズは安価なものにしました。
また、前撮りについても特別なこだわりがなかったため、ラグジュアリーなプランは選ばず、必要な形だけに絞りました。結果的に、こだわりたい部分は満足できる仕上がりにしながらも、全体の費用を調整できたと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

こだわりのある部分は、納得いくまで調べたり、プランナーさんにしっかり伝えて調整したり、妥協せずに形にしてほしいと思います。やりたいことを諦めないことで、当日の満足度が大きく変わるはずです。
また、結婚式は新郎新婦2人で進める一大プロジェクトのようなものです。大変なこともあると思いますが、協力して取り組む過程そのものがかけがえのない思い出になります。プレ花嫁期間も、当日も、ぜひ全力で楽しんでください。